校長挨拶

 

三部制・単位制・定時制高校の特色を生かした「人に優しい人づくり」


自分の未来を自分でデザインする,知らない自分に出会える,長所が花開く
 心優しき友垣と青雲の彼方に向かい進み行く

 

 本校は,矢本高校(全日制・定時制),石巻高校(夜間定時制),石巻女子高校(夜間定時制)を,県内初にして唯一の昼夜間開講型「三部制・単位制定時制普通高校」に改編し,平成17年4月に開校し,創立18周年を迎えました。これまで多くの同窓生が,県内及び日本各地で活躍し,様々な分野で社会に貢献しています。
 本校は,「人に優しい人づくり」を教育理念に掲げ,昼夜間12時間開講型およそ200の講座を開設し,就職から大学進学まで対応する幅広のカリキュラムを特色としています。生徒は,自身の所属(Ⅰ部の生徒は午前に,Ⅱ部の生徒は午後に,Ⅲ部の生徒は夜間に必履修科目を受ける)以外で開設されている選択科目を履修することも可能で,進路目標や興味関心,生活環境や生活パターンに合わせて履修や科目を選択し,各自のペースで取り組めます。将来のことを思い描きながら自分仕様の時間割を組むことができます。まさに,自分の未来を自分でデザインできる仕組みです。
 また,多様な他者と関わり合いながら学ぶ芸術科目と福祉系科目を重視し,聴く力,伝え合う力,関わる力を身に付け,伝わる言葉を磨きながら,他者を思いやる心の育成に力を入れています。こうした学びの日々の中に,自分自身ですら気づいていない長所(得意分野)を掘り起こして開花させる機会も豊富にあります。
 さらに,「社会のルールが学校のルール」を前提として,細かな校則や制服を設けることもなく,授業の始業を告げるチャイムも鳴りません。自由な校風の中,主体的に行動するようになり,大学のように自由度が高い大人扱いをする仕組みとなっています。
 本校のもう一つの特色は,あったかい教職員集団であることをあげます。今年度,全教員で全員がSA(担任)として関わることを再確認しました。生徒の様々な学習ニーズに対してきめ細かなガイダンスを実施し,生徒とともにオーダーメイドの学習スタイルをつくり上げていきます。
 学校生活では,うまくいくことばかりではないので,「うまくいかないという結果は,挑戦したからこそのものであり,成長するために必要なもの」という考えを共有し,何度でも生徒の再挑戦を支援していきます。
 また,様々な相談ごとについては,SAはもちろん,スクールカウンセラー,スクールソーシャルワーカー,学校生活適応支援員,「地学地就」連携コーディネーター等が組織的に関わり,必要に応じて,外部機関とも連携して対応しています。
 すべての生徒が,長所(得意分野)に気づいて磨きをかけ,自立して社会に貢献できる人材を育成することが本校の務めと考えています。
 今後とも,県民の皆様,同窓生の皆様の変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げます。

 

 令和4年4月 
   校長 及川 徹