図書館より
暖かい日が続いていますね。
図書館も午前中はぽかぽかしていました。
おや、ひがまつさんもひなたぼっこして気持ちよさそうですね。
今回ご紹介する詩は新美南吉の『ひなた』です。
新美南吉は「ごんぎつね」や「手袋を買いに」の作者として知られています。
『ひなた/新美南吉』
ひなたよ、ひなたよ、
まるいけむりよ。
ひなたよ、ひなたよ、
まるで兎《うさぎ》よ。
ひなたよ、ひなたよ、
赤児《やや》をおろすよ。
ひなたよ、ひなたよ、
みんなぬくいよ。
※【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)兎《うさぎ》よ
底本:「日本児童文学大系 第二八巻」ほるぷ出版
1978(昭和53)年11月30日初刷発行
底本の親本:「赤い鳥」赤い鳥社
1932(昭和7)年4月
初出:「赤い鳥」赤い鳥社
1932(昭和7)年4月
入力:菅野朋子
校正:noriko saito
2010年12月9日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
この詩を見ているとひなたの暖かさが伝わってきますね。
みなさんも日当たりのいい場所を探して、ひなたぼっこしてみてくださいね。